気管支喘息は、空気の通り道である気管支の粘膜の炎症が⻑く続くことによって発症します。煙、ほこり、ダニ、冷たい空気などを吸い込むことや、風邪や運動がきっかけで発症することもあります。痰がからむ咳や、ゼーゼー・ヒューヒューなどの喘鳴、呼吸困難を繰り返す病気です。この気管支喘息によって起こる発作を喘息発作と言います。気管支喘息は症状を繰り返すのが特徴です。ですので、特に5歳以下では、1回だけゼーゼー・ヒューヒューがあっても気管支喘息とは言えませんし、1回だけの診察で気管支喘息と診断されることもほとんどありません。発作を繰り返して、はじめて気管支喘息と診断されます。
次のような症状は気管支喘息の可能性があります。
・風邪は治っていても、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」が残る
・肩で息をする。
・呼吸が速い
・夜、咳込んで眠れない
・季節の代わり目、寒暖の差が大きい時に症状が現れる
・台風の時に症状が現れる